監督:サンドラ・ゴールドバッカー/出演:アンナ・フリエル、ミシェル・ウイリアムス、カイル・マクラクラン、トルーディー・スタイラー
2001年/イギリス/95分/35mm/シネマスコープ/ドルビーSR
2001年ヴェネツィア国際映画祭 現代映画コンペティション部門正式出品
2002年イギリスアカデミー賞BAFTAアレクサンダー・コーダ賞(最優秀英国映画賞)ノミネート
STORY★
![]() |
13歳のホリーとマリーナは隣同士に住む幼なじみ。
いつも一緒にいたので、人は彼女たちを"シャム双生児"と呼んだ。
2人はいつでも夢と希望を分かち合い、未来についておしゃべりしていた。
ユダヤ人で保守的な両親に育てられたホリーは、物を書くのが好きでシャイな女の子。
一方マリーナは、派手な母親の影響を受け、早熟で奔放な女の子。
正反対の2人だったが決して離れることはなく、同じ世界に生きていた。
17歳になったホリーとマリーナは、相変わらず一緒にいた
時は80年代、2人はパンクとニュー・ロマンティックに夢中だった。
派手なマリーナのまわりには常に男友達がいたが、ホリーは密かにマリーナの兄ナットに惹かれていた。
21歳になり、既にお酒もドラッグも男も覚えた2人は、変わらず一緒だった。
しかし、互いに知らぬまま教師のダニエルに恋したホリーとマリーナは、
偶然2人とも彼に遊ばれていたことを知り罵るが、傷つきながらも離れることができないのだった。
80年代も終わりに近づいた頃、ホリーはジャーナリストとして、処女作を仕上げようとしていた。
恋人のカールがありながらも、心はいつもフランス人女優のイザベルと結婚したナットを求めていた。
マリーナは奔放な男性関係に終止符を打ち、ユダヤ人のレオと結婚しようとしていた。
今なお一緒にいた2人だったが、ホリーは感じていた。今こそお互い離れなければ…と。
INTRODUCTION★★


一緒に泣いたり笑ったり怒ったり・・・ホリーとマリーナの恋と友情の軌跡
1970年代のロンドン郊外。幼なじみでいつも一緒にいたホリーとマリーナ。80年代から90年代へ、少女から大人へと移りゆく時代を通して、恋や友情に笑ったり泣いたり怒ったりしている2人の日常を鮮やかに綴った本作は、甘くて切ない女性ならではの感情がいっぱい詰まっている。ベストフレンドへの複雑な感情――相手を思いやる純粋な友情と、彼女を独り占めしたいという独占欲、恋のライバル意識…といったナイーヴな気持ちを、若手実力派のサンドラ・ゴールドバッカー、同じ女性への共感と優しさと繊細なディテールをもって描いている。一緒にいたいのにけんかばかり、ちょっと離れてみればさびしくてしょうがない、ホリーとマリーナの微妙な心のゆれに、誰もが自らの少女時代を思い起こすことだろう。
イギリス映画界の新星サンドラ・ゴールドバッカー
とても近くにいるのに遠くにも感じられて、自分は傷つきたくないのに、時に相手には残酷になってしまう・・・。そんな女性の繊細な友情関係について、自らの青春時代の記憶をたどりながら共同脚本・監督を担当したのは、本作が長篇2作目となる女性監督サンドラ・ゴールドバッカー。ミニー・ドライバー、トム・ウィルキンソン、ジョナサン・リース・マイヤーズ主演の長篇デビュー作「The
Governess」(98)が、イギリスアカデミー賞BAFTAで最優秀新人賞にノミネートされたのをはじめ、世界各地の映画祭で観客賞などを獲得し、一躍その名を世界に知らしめた実力派である。本作は、2001年ヴェネツィア国際映画祭で上映されて好評を博した後、本国イギリスでは2001年11月に公開され、2002年BAFTAでは、イギリス映画に贈られるアレクサンダー・コーダ賞(イギリス最優秀映画作品賞)にノミネートされた。また、2002年トロント英国映画祭ではオープニング作品に選ばれている。
英米で若者から絶大な支持を受けるアンナ・フリエルとミシェル・ウイリアムズ 本作の生命線とも言うべきホリーとマリーナ役には、アメリカとイギリスそれぞれでティーンエイジャーから絶大な人気を誇る2人がキャスティングされた。ホリー役のミシェル・ウイリアムズは、アメリカで大人気のTVシリーズ「ドーソンズ・クリーク」のジェン役で一躍カリスマ的人気を獲得した若手注目女優。一方、マリーナ役のアンナ・フリエルは、ファッションリーダーとしてイギリス女性からの人気も高く、最近は舞台に立て続けに出演するなど、その演技力も高く評価されている。ともに本作でこれまでのイメージを打ち破る役柄に挑戦して絶賛された。また、ホリーとマリーナが大学時代に恋をする講師ダニエルには、「ツイン・ピークス」シリーズをはじめデビット・リンチ作品でもおなじみのカイル・マクラクラン、マリーナの母親リンダにはスティング夫人で、ガイ・リッチー監督の『ロック・ストック・スモーキング・バレルズ』(96)や『スナッチ』(00)の製作総指揮も務めるトルーディー・スタイラー、その他、注目の若手男優オリバー・ミルバーンやフランスでも大活躍のマリアンヌ・ドニクールらが脇を固めている。
70’sから80’sの青春時代はおしゃれに夢中!
内気で地味なホリーと派手でおませなマリーナ。そんな正反対の性格の2人も、青春時代はちょっと背伸びをしたおしゃれに夢中。本作中で2人は、現在ブームが再燃中の70's〜80'sのヒッピー&ボヘミアンスタイル、マリンルック、地味かわいくてロマンティックなファッションに身を包んでいる。また、ホリーの家のクラシックで落ち着いた家具や、マリーナの母親のセンスが光る、モダンなインテリア小物がいっぱいのリビング、大学時代に2人暮らしをする海辺のアパートメントには、壁や鏡のあちこちに写真やピンナップのコラージュが。それぞれの家庭や時代ごとに変化を見せるおしゃれなインテリアも必見!
60'sから現代までのポップナンバー満載のサウンド
本作中には、どこか懐かしくて新鮮な曲の数々が使用され、ホリーとマリーナのほろ苦い青春時代を彩っている。やわらかなポスト・ヒッピー・ポップから疾走感あふれるパンク、クールなオルタナティブ・ロック、ニュー・ロマンティックなど、60'sから現在までのポップ・ナンバーを網羅。ロンドンパンクの雄クラッシュ、ニューウェイブ界のカリスマ、デペッシュ・モード、伝説のシンガーソングライター、ティム・バックリィから現在も大人気のスーパー・ファーリー・アニマルズまで、ジャンルにこだわらない幅広いセレクト♪
―オリジナル・サウンドトラック 2月19日発売予定(ソニー レコーズ インターナショナル)
STAFF, CAST ★★★
監督:サンドラ・ゴールドバッカー
98年の初長篇作品"The
Governess"(主演:ミニー・ドライバー、トム・ウィルキンソン、ジョナサン・リース・マイヤース)がDinard British Film Fetivalでヒッチコック賞、カルロヴィヴァリ国際映画祭で観客賞とSpecial
Debut Prize、コダック・ビジョン・アワードを受賞。本作は本国イギリスでは2001年11月に公開され、2002年イギリスアカデミー賞BAFTAでは、イギリス映画に贈られるアレクサンダー・コーダ賞(イギリス最優秀映画作品賞)ノミネートの5本に入り、アメリカでもSamuel
Goldwin配給で8月に公開が予定されている。次回作はエミール・ゾラの「ナナ」を予定。

ミシェル・ウイリアムス(ホリー) 若者に大人気のアメリカのテレビシリーズ"Dawson's Creek"のジェン役で人気のティーンエイジャーのカリスマ的存在。米国の"ヤングスター・アワード"にも2度ノミネートされている。映画作品としては、『スピーシーズ/種の起源』(ロジャー・ドナルドソン監督)、『シークレット/嵐の夜に』(ジョセリン・ムーアハウス監督)がある。最新作は、クリスティーナ・リッチとアン・ヘッシュ共演の"Prozac Nation"。
アンナ・フリエル(マリーナ) イギリスでは人気テレビシリーズ"Brookside"でお茶の間の人気を得ており、若者にも大人気の注目株。最近ではブロードウェイでの舞台"Closer"の演技で絶賛され、それ以後舞台出演も続いている。映画への出演はヒット作『スカートの翼広げて』や『マネー・トレーダー 銀行崩壊』でのユアン・マクレガーの妻役、『真夏の夜の夢』など。なお本作で、その演技力が絶賛されたのに続き、新作「The War Bride」ではカナダアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされた。

カイル・マクラクラン(ダニエル) 全世界でカルト的人気を博したテレビシリーズ「ツインピークス」のデイル・クーパーFBI特別捜査官役で人気に火がつき、映画版にも出演。その他の映画作品には、デビッド・リンチの『ブルー・ベルベット』(86)、『ショー・ガール』(ポール・バーホーベン)、最新作はクリスティーナ・リッチ共演の"Miranda"。また現在アメリカの大人気テレビシリーズ"Sex and the City"にサラ・ジェシカ・パーカーと出演中。

トルーディー・スタイラー(リンダ) 現スティング夫人。女優のほか、映画製作者としても活躍している。また人権擁護者・環境保護論者でもあり、彼女のクリエイティブな仕事には、いつも環境にかかわる意識が反映されている。製作総指揮として、ガイ・リッチーの大ヒット作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(96)、『スナッチ』(00)をはじめ、『グロテスク』(95)などがある。

マリアンヌ・ドニクール(イザベル) アルノー・デプレシャンの『二十歳の死』『魂を救え!』『そして、僕は恋をする』やジャック・リヴェットの『美しき諍い女』『パリでかくれんぼ』などに出演するフランス女優。
オリバー・ミルバーン(ナット) テレビドラマで人気急上昇の若手男優。映画出演作には、デビュー作"The Browing Version"(マイク・フィギス監督)、『スウィート・エンジェル・マイン』(96)など。
MUSIC★★★★
60年代から現在までのポップ・ナンバーを網羅。ロンドンパンクの雄The Clash、ニューウェイブ界のカリスマDepeche Mode、伝説のシンガーソングライターTim Backleyから、現在も大人気のSuper Furry Animalsまで、ジャンルにこだわらない実に幅広いセレクト。どこか懐かしくて新鮮な曲の数々は、主人公ホリーとマリーナのほろ苦い青春時代にぴったり。古いアルバムをめくりながら思い出をたどるように楽しめる1枚。
1.
WHITE HORSES Lucy Street
2. I GOT YOU BABE Sonny & Cher
3.
(WHITE MAN) IN HAMMERSMITH PALAIS The Clash
4. JUST CAN'T GET ENOUGH Depeche
Mode
5. SKIN DEEP The Stranglers
6. THE CUTTER Echo &
Bunnymen
7. THE SWEETEST GIRL Scritti Politti
8. STRANGE FEELIN'
Tim Buckley
9. COCAINE IN MY BRAIN Dillinger
10.JANUARY
FEBRUARY Barbara Dickson
11.I'VE NEVER BEEN TO ME Charlene
12.CELLO
SONG Nick Drake
13.WARM LEATHERETTE The Normal
14.WHOLE
WIDE WORLD Wreckless Eric
15.WHITE RIOT The Clash
16.KINGS OF
THE WILD FRONTIER (SINGLE) Adam & The Ants
17.ANOTHER GIRL,
ANOTHER PLANET The Only Ones
18.(DRAWING) RINGS AROUND THE WORLD
(RADIO EDIT) Super Furry Animals
OVERSEAS REVIEWS★★★★★
■ サンドラ・ゴールドバッカーの「ミー・ウィズアウト・ユー」は、性格の異なる2人の少女の友情と互いに離れがたい思いといった、少女特有の複雑で感情的な性質を、軽やかで魅力的たっぷりに描いている。 (VARIETY)
■ 時代の風潮が、楽しい衣装や美術、音楽にも反映されている。素晴らしいサウンドトラックには、やわらかなポスト・ヒッピー・ポップから疾走感あふれるパンク、クールなオルタネイティブ・ロック、ニュー・ロマンティック時代の曲など、当時のブリティッシュ・ミュージックが満載である。 (VARIETY)
■ アンナ・フリエルは共感の得られにくい、最も難しい役に挑戦しているが、脆さと不安さを表現することで、観客の心を徐々に掴んでいく。 (VARIETY)
■"Dawson's Creek"のスター、ミシェル・ウイリアムスは、今最も旬の俳優として、『スライディング・ドア』のグウィネス・パルトロウや『ブリジット・ジョーンズの日記』のレネー・ゼルウィガーに続く存在であり、イギリス人役になり切って、この役に知性と優しさを与えている。 (VARIETY)
■ 光り輝くほどにスタイリッシュなイギリス映画における素晴らしい演技――これは息が止まるほどゴージャスでノスタルジックな旅だ。 (ELLE, UK)
■ 本当に気分最高で泣ける映画! あなたのベストフレンドと観るべき!★★★★★ (COMPANY)
■ 夢見るようにノスタルジック――可笑しさに笑い、感動する映画! (19)
■ 思春期にベストフレンドがいたことのある女性なら、誰にでも心当たりがある物語。共感を呼びおこしてくれるだろう。(INDIEWIRE)
■ アンナ・フリエルとミシェル・ウイリアムスは2人とも素晴らしい! 「ミー・ウィズアウト・ユー」 はサンドラ・ゴールドバッカーの才能を確かなものにした。 (DAILY TELEGRAPH)
LINK★★★★★★