映画「私が靴を愛するワケ」オフィシャルサイト

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映画「私が靴を愛するワケ」オフィシャルサイト 2018-03-17T08:57:02+00:00

洋服を買いに出かけたのに、新しい靴を買ってしまった!ママの目を盗んで、こっそり大人のハイヒールを履いてみる…。誰もが持つそんな経験。世の中には、セックスよりも靴が好き!と公言する女性もいれば、果てしないクローゼットを数々の愛する靴で埋め尽くし、眺めることが一番幸せという女性も。そして、多くの女性たちは美しくなりたい、強くなりたい、新しい自分になりたい…そんな思いでハイヒールを履いてきた。フランスのヴォーグ誌によると、読者の8割は靴中毒者で、小型車1年分の総額を靴につぎ込んでいる。なぜ女性たちは靴に欲望と感情を刺激されるのか?不思議で魅惑的で複雑なもの―それが靴。

マリリン・モンロー、ソフィア・ローレン、バービー、ベティ・ブープ、ミシェル・オバマ、ヒラリー・クリントン、セックス・アンド・ザ・シティの主人公たち…20世紀のセックス・シンボルから、アニメーション、少女向けの人形、そして21世紀に生きる女性の象徴まで、女性たちの足元には常にハイヒールがあり、その時代を彩ってきた。
本作は50センチ以上もの高さがあったるルネサンス期の靴から、今日のピンヒールまでの歴史を追いながら、靴を通して“女性と靴の歴史”を紐解いていく。 見どころは、クリスチャン・ルブタン、マノロ・ブラニク、ピエール・アルディ、ロジェ・ヴィヴィエ、ウォルター・ステイガー…一度は履いてみたい、女性たち憧れのブランドのスター・デザイナーたちと、ファーギーやディタ・フォン・ティース、ケリー・ローランドなど錚々たるセレブたちが語る、“靴”の魅力。デザイナーたちが靴に込めた思いとは?そして、靴の魅力にどっぷりとつかったセレブたちの意外な一面も。本作品ではさらにファッション歴史家、女性誌の編集者、心理学者、セックス専門家、靴フェチ、そして一般の人々にも迫り、ポップに、心理学的に、そして社会学的かつ歴史的に、さらには“フェティシズム的”にもその魅力の謎を追う。

監督は本作が初作品となるジュリー・ベナスラ。クリスチャン・ルブタンのスタジオ、ニューヨークのヴォーグ誌のスタジオ、トロントのベータシュー博物館、フィレンツェのフェラガモ・パレスなどで行われた撮影は女性のみで行われ、女性による、女性たちへの応援映画となっている。

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ジュリー・ベナスラ/脚本・監督

フランス・マルセイユ生まれ。両親とともにロサンゼルスに移住。フォーダム大学でジャーナリズムを専攻。
大学生だった2005年から本作の制作プロダクションであるカイド・プロダクションに参加。
2006年までニューヨークを拠点としたフランスとアメリカの企業のPRやフリーランスのライターとして活動した。その後フランスに戻り、語学能力を磨き映画やドキュメンタリー作品の翻訳家として働いた。次第に映画の仕事に携わるようになる。
2009年、ソニーミュージックのTVドキュメンタリーシリーズ“European Music Legends”で初めてアシスタントディレクターを務め、ラインプロデューサー、リサーチャー、ジャーナリストとしても携わった。本作品が初の監督作品。

| Anne Hugo アン・ユゴー

パリ出身の本作の脚本家。自身も靴に目がないコレクターで、ハイヒールのトレンドシューズ、ブーツなどの山に囲まれて暮らしている。まさに“靴でできた女”。

靴を見れば 今の私の気分が分かるわ

脚本家 パリ在住

| Beth Shak ベス・シャック

2004年よりプロのポーカー・プレイヤーとして活躍。米国版コスモポリタン誌などにも寄稿していたライターでもあり、ファッションにも造詣が深い。とりわけ、900足の靴を所有するシューズ・コレクターとしても知られ、2012年には自らのシューズ・ブランドも立ち上げた。

不幸な日々の中で、唯一靴を買うときだけが幸せだったの。

プロのポーカー・プレイヤー ペンシルベニア在住

| Bruno Frisoniブルーノ・フリゾーニ

シューズ・デザイナー、ロジェ・ヴィヴィエのクリエイティヴ・ディレクター
パリ在住

ディオール、サン・ローランなどグラン・メゾンのシューズを手掛けてきた老舗シューズ・ブランド、ロジェ・ヴィヴィエ。98年にヴィヴィエ他界後、クリエイティヴ・ディレクターを務めるフリゾーニは、ファッション界でも最も才能あるシューズ・デザイナーのひとり。彼にとっては、靴は、デザインの範疇を超え、もはや建築だという。

靴作りにはデザインと建築術が全てだ 体を支える土台を作るわけだからね。

| Caroline de Fayetカロリーヌ・ド・ファイエット

フランス版エル誌のアクセサリー・シニア編集者 パリ在住

フランス版エル誌のアクセサリー担当の敏腕編集者として活躍してきたド・ファイエットは、女性の靴に対するこだわり、夢、執着心を誰よりも理解しているひとり。

女性の生活には色々な靴が必要。だから女性は靴を買ってしまうのよ。

| Christian Louboutinクリスチャン・ルブタン

シューズ・デザイナー パリ在住

赤いソールのハイヒールで一世風靡したトップ・シューズ・デザイナー。シューズのマジシャンとの異名をとる。フェティシズムを刺激するセクシーなピンヒールは、レディ・ガガ、マドンナなどセレブリティにも愛用者が多いことでも知られている。

靴はただ単に歩くためだけのものではない。女性も男性も、靴にフェティシズムを感じるんだ。

| Dita Von Teeseディタ・フォン・ティース

バーレスク・ダンサー NY在住

1920年代に米国で人気を博したバーレスク・ショーを現代に甦らせたことで一躍有名になったダンサー&モデル。コルセットにガーターベルト、ピンヒールのパンプスといったスタイルが象徴的だが、最もセクシーなフォルムをもつクリスチャン・ルブタンの愛用者としても有名。

靴が自分の人生を変えてくれる。そう信じているわ

| Filipa Finoフィリッパ・フィノ

米国ヴォーグ誌 元シニア・アクセサリー・エディター  NY在住

2011年まで11年間編集長アナ・ウィンターの下で米国版ヴォーグ誌のシニア・アクセサリー・エディターを務めたアクセサリー部門のエキスパート。現在は、インターネット・マガジン、filipafino.comを主宰している。

最近の女性にとっての憧れはマノロやルブタンを所有すること これは新しい文化でありセックスとロックに代わる存在よ

| Fergieファーギー

歌手 LA在住

米国の人気ヒップ・ホップ・バンド、ブラック・アイド・ピーズのボーカル。
ファッショニスタとしても知られていて、美脚を強調する7インチヒールの靴を愛用している。

靴は私というものを表現するのに欠かせないものよ。

| Kelly Rowlandケリー・ローランド

歌手 ニューヨーク在住

ビヨンセが属していたことでも知られる米国のポップグループ、ディスティニーズ・チャイルドの元メンバー。シューズ愛好家としても知られていて、愛する靴たちを“ベイビー”と呼ぶ。

靴はアートよ。芸術品を買うのと同じ。クローゼットを見ると圧倒されるわ。

| Laurent Giraudロラン・ジロー

編集者 パリ在住

プレイボーイ誌、FHM誌の編集長

女らしさを出したい時はハイヒールを履くべきだ
下品にならずに済むから

| Manolo Blahnikマノロ・ブラニク

シューズ・デザイナー ロンドン在住

70年代に美しいピンヒールで一躍有名になったカリスマ的シューズ・デザイナー。
人気TVドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で、靴に目がない主人公のキャリー・ブラッドショーが愛してやまないのがこのマロノ・ブラニクのハイヒールだった。

パンプスを上手に作るのは難しい コツを見つけるのに38年もかかったよ

| Marie-Agnes Gillotマリー=アニエス・ジロー

バレエダンサー パリ在住

パリ・オペラ座の首席バレエダンサー。
バレリーナにとってもっとも大事なトゥシューズについて語ってくれる。

6歳くらいの頃、母のハイヒールを盗んでメイクをして、バスルームでドレスアップしてポーズを決めてたわ。

| Pierre Hardyピエール・アルディ

シューズ・デザイナー パリ在住

カリスマ的人気を誇る高級シューズのデザイナー。クリスチャン・ディオール、エルメス、バレンシアガのシューズ・デザイナーを歴任し、1999年に自らのブランドピエール・アルディを立ち上げた。

ハイヒールは女性の中に眠っている官能性と魅力を呼び覚ますんだ。

| Robert Clergerieロベール・クレジュリー

シューズ・デザイナー ローマ在住

エレガントな厚底靴パンプスで知られるシューズ・デザイナー。イタリアと並んで靴のメッカであるフランスで19世紀から靴製造業で栄えた都市ロマン=シュル=イゼーレで靴を作り続けることにこだわりをもっている。

10センチのヒールは歩くのに適さないね あんな不安定な靴で歩けるわけがない

| Serge Hefesセルジュ・エフェス

心理学者 パリ在住

靴と足の関係におけるエロティシズムについて、フロイト的観点から分析する。

ピンヒールを履いた瞬間、人は“女”になるんです

| Sophie Bramlyソフィー・ブラムリー

女性セクシュアリティ研究家 パリ在住

女性が靴を履くことと、女性性の解放、セクシュアリティとどのような関係があるのかを分析する。

デザイナー靴を履くのは、権力や権威の誇示に他なりません

| Walter Steigerウォルター・ステイガー

シューズ・デザイナー パリ在住

スイス出身のシューズ・デザイナー。靴職人だった父に靴づくりを学ぶ。1932年にパリでブランドを立ち上げた。美しいハイヒールは、セレブリティ御用達のシューズとしても知られる。

2足歩行するのは人間だけ しかも10センチものヒールなんて信じ難い でもすばらしいことだ

パチスロひとり旅』のレビュー